軽い気持ちでアイガーに出かけようと言う誘いに乗ってスイスアルプスに来てしまった。 過去2回の経験からして4,000mを超す山では高度障害に悩まされてまともに登る事が出来なかった。(仲間の助けでどうにかサミットには立てた)今回は3,500〜4,000mでのアップ、ダウンどうなることか? しかし、ヨーロッパでも10数年ぶりの天候不順でほとんどの山小屋が今年になって開いておらず、急きょ予定を変更してユングフラウ(4,158m)にアタックする事に決定した。 | |
8月5日 11時に貸別荘を出発し、アルビグレン駅を11時25分発のヴェンゲルンアルプ鉄道でクライネ・シャイデック駅へ。 ここでユングフラウ鉄道に乗り換えユングフラウヨッホ駅を目指す。 |
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貸別荘の前にて アルビグレン駅。 |
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ヴェンゲルンアルプ鉄道でクライネ・シャイデック駅へ 乗換えてユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホ駅へ |
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クライネ・シャイデック駅をあとに |
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アイスメーア駅の窓越しにアイガー氷河を見る |
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ユングフラウヨッホ駅に到着 |
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12時55分ユングフラウヨッホ駅に到着。ずいぶん前に観光で来たことを思い出した。 13時20分展望レストランで昼食を早々に済ませ、トンネルを抜けて外に出るとそこは360度の大雪原だ。 快晴の暑い中、メンヒスヨッホ小屋に向かう。 |
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トンネルを抜けるとそこは・・・ |
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メンヒスヨッホ小屋に向かう |
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振返ると明日登るユングフラウが顔をのぞかせた |
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メンヒをバックに メンヒスヨッホ小屋が見えて来た |
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メンヒの岩盤にへばり付いたメンヒスヨッホ小屋に14時35分到着。入口横の部屋で装備を外し、2階で受付を終わらせる。 そしてテラスで周囲の絶景をしばらく愉しんだ。 あとは高度順応の為、食堂で3リットルほどの水を時間をかけて飲む。 |
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メンヒの岩盤に建てているメンヒスヨッホ小屋 装備置き部屋 |
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テラスからユングフラウ方面を望む |
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快適なステンレストイレ 右端の窓の部屋が利用した寝室 |
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「ようこそ」「心から歓迎します」 メンヒヒュッテ(3,650m) 朝食はユングフラウは3時〜3時30分 メンヒは6時〜7時 |
食堂内 |
メンヒスヨッホ小屋からの眺望 奥にアイガーが |
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一緒にテーブル囲んだ人々の間でドイツ語が飛び交い、今日メンヒを登って来たとのこと、食欲旺盛で私たちの3倍以上食べることに圧倒された。 アルコールを我慢し、ひたすら水ばかり飲んだ結果、体調も万全のようだ。 |
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豪華な?夕食 |
8月6日 2時起床、3時に食堂が開き、パンとチーズとコーヒーの軽い朝食を済ませ、3時45分真っ暗の中、ヘッドランプを頼りに小屋を出発する。 メンヒスヨッホ小屋から200m以上下り氷河を横断してユングフラウの尾根に取り付く。 最初は氷った岩稜を登り、やがて開けた雪原に出る。 ここで休息を取り、急登な雪稜を登る。急斜面をトラバースの後、最後の急峻な雪稜をアイゼンを利かせながらサミットに。 |
夜明け前 |
日の出直前の景色 |
ユングフラウ氷河 |
急登の雪稜を登る サミットが見えて来た |
モルゲンロートに染まるユングフラウ |
スイスアルプスからの日の出 |
急斜面のトラバース |
雪壁を登りサミットへ |
ユングフラウ(4,158m)に10時に登頂。快晴微風で最高の登山日和だ。 しばしスイスアルプスの山容を堪能した。 下山は途中から別ルートで一気に雪壁を下りユングフラウ氷河に出る。 慎重に氷河を渡り12時にユングフラウヨッホに到着。 |
ユングフラウのサミットにて |
ユングフラウのサミットにて |
サミットからの絶景 |
サミットからの絶景 |
メンヒの下にユングフラウヨッホ展望台が見える。手前がユングフラウ氷河の始まる箇所 |
ユングフラウ氷河とスイスアルプスの山々 |
ユングフラウを背景に ユングフラウ |
振返ると巨大な雪庇が |
巨大な雪庇のすぐ横の雪壁、雪稜を一気に降る |
ユングフラウ氷河 |
ユングフラウ氷河の上を行く |
メンヒの山容 ユングフラウをバックに |
クライネ・シャイデック駅からの絶景 |
クライネ・シャイデック駅にて登頂を記念して乾杯〜!!! |
今回4,000m越える山で快調に登山出来た。 またシャモニに一週間、グリンデルワルトに一週間、天候不順にもかかわらず有効に過ごせたことに感謝!感謝!!!です。 |
Reported by K.Akazawa Photo presented by K.Akazaw |