5月5日 5:40涸沢出発 分岐点6:55-7:05 東稜稜線7:50-8:00 ゴジラの背8:30 鞍部8:55-9:05 北穂高小屋前9:45-10:00 北穂高岳山頂10:05 午前3時起床、今日は天気予報通り快晴無風、最高の登山日和だ。気持ちは前向きだが、身体がなかなかついてきません。入山しての二日間のダメージは相当なものだ。しかし、この天候でバリエーションルートを登らない訳にはいかない。いつものように30分かけて身体を目覚めさせる。時がたつとともに穂高連山に見事なモルゲンロートが現れる。横目で見つつ、準備に取りかかる。テントサイトを後に出発する。すでに多くの人たちが北穂高岳に向け登山を開始している。私たちも気合いを入れて出発する。高度を上げて行くに従って勾配がきつくなる。昨日も上部で1人が滑落し2人が巻き込まれ3人とも重体との事、他人ごとではない。やがて北穂高岳直登ルートと北穂高岳東稜ルートの分岐点に到達、私たちは北穂高岳東稜ルートとる。右側に100m位トラバースした後、45〜50度はある雪壁をアイゼンを蹴り込んで直登して、稜線に出る。なんと360°の大パノラマを目にする。何処を見ても絵になる絶景だ!遠く白馬岳?の山並みも見る事が出来る。ここでやっと休憩をとる。これからが本番だ!足元はしっかりしており、快晴で無風、これ以上の条件はあり得ない。岩峰が雪で覆われたところ、岩がむき出しのところをバランスを取りながら慎重に一歩一歩足を進ませる。やがてゴジラの背と呼ばれるナイフリッジが現れ、ザイルで確保してクリアーする。後は鞍部に下降し、北穂高岳山頂を目指して、急勾配の雪壁を確実に登攀する。最後に北穂高小屋の前に躍り出る。そして北穂高岳山頂へ。 |
北穂高岳から北穂高岳東稜 |
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モルゲンロートに染まる涸沢テントサイト。 |
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我々3人も北穂高岳東稜を目指して出発する。 |
あまりの晴天に疲労も吹っ飛び、笑顔があふれる。 |
前穂高岳北尾根をバックに奥穂高岳に向かう登山者の列・列・列 |
少しずつ勾配が増してきて、一歩一歩進むごとに息が荒くなる。 |
涸沢テントサイトがあんなに小さくなってしまいました。 |
右手東稜ルートをすでに数パーテーがアタックしています。 |
先行の皆さ〜ん!しっかりとトレースをつけといて下さ〜い! |
北穂高岳に直登する登山者の人の波〜波〜波〜 |
急傾斜地をトラバースする。踏み外せば数100mは滑りますよ! |
雪壁にアイゼンを蹴り込んで、稜線に向けて!登攀を開始する。 |
雪壁が立ってきました。下を見ずに両手両足を駆使して登る。 |
稜線に出る絶景かな!槍、そしてはるか彼方は白馬連山が |
稜線を注意深く進む。 |
常念〜大天井方面かな。 |
先行パーティが稜線を進んでいる。そのはるか右側を北穂高岳に向けて人の列が続いている。 |
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前穂高北尾根をバックに“はいポーズ!” |
アンザイレンで尾根筋を行く。 |
あまりの絶景に写真を撮るのが忙しい。 |
でも集中力は切らさずに。 |
真っ青な空、真っ白な雪、絵になりますね〜 |
眼前にゴジラの背が現れ、先行パーティがアタックしている。 |
ゴジラの背に向かう。 |
緊張のトラバース。でも足元はシッカリしていて問題なし。 |
前後でザイルを確保し、ゴジラの背に挑んでいる彼女。 |
ゴジラの背と格闘中で〜す。 |
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岩峰のクライムダウンはちょっと怖いかな? |
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余裕を持って?ゴジラの背をクリアー出来た。 |
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後は、山頂に向けて慌てず、焦らず、一歩一歩進むのみ。 |
北穂高小屋が見えてきた。 |
背後は北穂高岳東稜の全容です。 |
前穂高北尾根と涸沢カールを眺望する。 |
北穂高小屋が近づいて来ました。歩かないと着きませ〜ん。 |
素晴らしい眺めです。最高!です。 |
こちらの眺めも最高!です。 |
またまた、こちらの眺めも最高!です。見とれてしまいます。 |
登攀中右側の絶景。槍が顔をのぞかせている。、 |
登攀中左側の絶景側の絶景。前穂北尾根。 |
余裕のポーズ?顔で笑って、心で泣いて。 |
切り立った雪壁を登りきれば北穂高岳の山頂です。 |
北穂高小屋が見えてきた〜!! |
北穂高小屋の前で東稜を登りきった3人です。 |
雪に覆い尽くされた北穂高小屋です。 |
それぞれのルートで北穂高に立ったメンバーです。 |
槍の奥は白馬岳連山 |
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常念から大天井の山並み |
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Reported by K.akazawa Photo presented by K.Akazaw & S.Okamura |