| 月 日（曜日） | 天 候 | 行 動 概 略 | |
| １月２0日（金） | 曇 | 仙酔峡 21：50着 | |
| １月２1日（土） | 曇後晴 | 起床６：００ 仙酔峡発７：１５ 関門着８：０５ 発８：３５ 遡行終了１０：００ 発１０：１５ 稜線着１２：０７ 発１２：２５ 仙酔峡着１３：５７ 発１４：２０ 北九州着１８：５０ |
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| 毎年、冬のこの時期に、阿蘇に来るようにしている。去年も同時期に来たが、今年は去年と比べると寒さ、雪の量ともに期待外れだった。来週以降、この冬一番の寒気の襲来が期待できそうである。そうなれば、もう一度この谷筋を完璧な状態で遡行(アイスクライミング)したいと思っている。仙酔峡から１時間で関門に来るが、全く寒くなかった。梅雨のさなかの、雨上がりの週末の朝のようだ。ヤッケを脱いで、最初の一枚を撮った。ガスが谷筋にたなびいていた。 | |||
 梅雨の最中、週末の朝を思わせる阿蘇の谷を望む |
 関門で装備を付けて残雪の赤谷を行く |
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 最初の斜滝（10ｍ）を行く |
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| 関門で装備を付けて、谷筋を詰めて行った。アイゼンを装着しての岩トレーニングだ。うっすらと、雪はついているが、氷は全く期待できそうもなかった。それでも、これはこれで冬山トレーニングと思えば良い訳で、疎かにはしたくなかった。最初の10mの斜滝もゴマ塩のように、雪が付いていた。濡れた岩肌にアイゼンの利き具合を確かめながら、登って行った。今回このコースが初めての2人を引率するが、それなりに集中して楽しんでいるようだ。雪も氷もほとんどない、涸谷を足元に気を付けながら、上部を目指した。谷筋も終わる寸前になって、やっと氷壁もどき（？）に巡り合えた。これ以上、雪が降らずに暖かい日が来てしまうと、もうこの希少価値のあるエリアも終わりだ。感謝しながら、アイスクライミング初体験の二人が順にバイルを振るった。大した高度差はないが、それでも一興だった。早く本格的な寒波の到来が待ち遠しい。やはり、ここは九州のジョウゴ沢だ。氷と雪混じりの沢筋を落石に気を付けて、登って行った。ブッシュと残雪の尾根に出て、北尾根を望んだ。雪が少なくて迫力に乏しかったが、それでも、まだ |
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 雪は殆どなくアイゼンを付ての岩トレーニング |
 高度が上り少しずつ雪が谷筋を覆う |
 谷の遡行終了間際でやっと氷壁に出会う |
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 最後のアイスフォールを越える |
 終了点から谷筋を見渡す |
 空は相変わらず曇模様 谷の遡行の後は残雪の藪コギが続く |
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| 遡行終了点から約２時間、ブッシュ帯の中を右往左往しながら稜線を目指した。明瞭なトレースが無かったので、時間を食ってしまった。１年に１回程度では、記憶力も疑わしかった。トポを出して、ルートを確認した。残雪状態のブッシュ帯を、ピッケルを振るって高度を稼いだ。ダイレクトの頭に着いた時には、穏やかな曇り空の無風状態で、ヤッケも要らずフリースとシャツだけで十分だった。冬の阿蘇の谷が初めての２人をつれて、縦走したが十分楽しめた。本当に５時間程度で稜線に出た。 |
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 5時間の登行が終り山頂での写真 |
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| Reported by K.Mizoo Photo presented by K.Mizoo | |||